So What?

思考の筋トレ...のための読書メモ。

#13:菅原晃(2013)『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』河出書房新社

一行感想:多分、マクロ現象(国の貿易収支や資本収支の話)とミクロ(企業や業界の競争力の話)を混ぜこぜにすんなよ!という話をマクロ経済学の視点から語った本。

だったらマクロ・ミクロって題名にすんなよww。なぜこういう題名なのかイマイチわからない。そして説明が一見上手そうで、ちっともうまくない。なので、ちょいちょいつまってしまう。
ただ、貿易黒字と貿易赤字の意味すること、経済成長にはほとんど関係ないこと、そもそも普段使う黒字や赤字とは全く意味合いが違うことなどが解説されている。世の中の経済現象を知ったかぶりで語ってくる人の間違いを指摘するにはこの本の知識で十分だと思う。

暇な時に再読すっかな。

目次
第1章 GDP三面等価
1.GDP・GNPとは
2.名目GDPと実質GDP
3.GDPは所得総額
4.ISバランス
5.ISバランスから言えること
(1)国の借金
(2)貿易黒字
コラム:アメリカは貿易赤字

第2章 企業の赤字と貿易赤字の違い
1.会計表
(1)企業の損益計算書
(2)国際収支表
2.国際収支表はどのように作られるのか
3.貿易黒(赤)字の意味

第3章 貿易黒字について
1.経済成長と貿易黒字
2.不況で貿易黒字増
3.日本は貿易赤字国に「転落」?
4.貿易はゼロサム・ゲームではない
5.貿易黒(赤)字に意味はない

第4章 リカードの「比較優位論」
1.貿易の拡大
2.日常生活は貿易
3.得意分野に特化
4.比較優位論は、単純かつ難解
5.特化
(1)「貿易の利益」の証明
(2)絶対優位と比較優位
(3)比較=三角形の傾き
(4)輸出増=輸入増
(5) リカード・モデルは、
消費者利益>生産者利益

第5章 国債について
1.日本の国債金利が低いわけ
(1)債券価格と金利の関係
(2)国債の購入
(3)デフレ下の企業行動
2.財政破綻
(1)日銀の国債購入
(2)国債価格暴落への対策
(3)将来の見通し
(4)懸念されること
(5)金利上昇
(6)インフレ
コラム:ギリシャ債務危機とは

第6章 財政政策と金融政策
1.財政政策とはなにか
2.財政政策・金融政策を検証する(IS-LM分析)
(1)LM曲線
(2)IS曲線
(3)IS−LM分析
3.流動性の罠 現在の日本
4.アベノミクス
(1)金融政策
(2)財政政策

コラム:「空売りとは」
おわりに

読了日:2015/5/3
レート:★★★☆☆

高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学

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