So What?

思考の筋トレ...のための読書メモ。

#5:橋本治(2002)『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』新潮社

そう言えば、「三島由紀夫って何で死んだんだ?」という疑問が自分の中で少しづつ膨れ上がり、ついにはとてつもなく興味を持つに至った。
・何故、彼が市ヶ谷の駐屯地で死ななければいけなかったのか?
・彼の死を受けて、日本の知識人達はどの様な問いを立て、それをどの様に解釈したのか?
自分の中の興味を言語化すると上記の問いに行き着いた。

本書はぼくが最初に手にとった本格的な三島由紀夫論だ。だが、残念ながら最後まで読み通せなかった。理由は著者に三島への愛情を感じなかったこと。また、周りくどく茶化しているだけであまり内容がない様に感じたことだ。

著者が本書に化したミッションは『豊饒の海』とそこに向かうまでの一連の作品群の批評を通じて「三島由紀夫が死ななければならなかった」理由を探す。というもの。言い換えれば、作品論を通じて三島の死を読み解くというものだ。

試みとしては面白そうだった、でも、周りくどく茶化しているだけで自分の知りたいことについては書かれていないことがわかったので、途中で付き合うのを止めてしまった。

レート:評価なし

「三島由紀夫」とはなにものだったのか

「三島由紀夫」とはなにものだったのか