So What?

思考の筋トレ...のための読書メモ。

#3:助川幸逸郎(2013)『謎の村上春樹』プレジデント社

春樹文学の解説本。
読み物としては軽い文体で非常に読み易かった。

要旨としては以下の通り。
・春樹の小説は「体験型アミューズメント」だ
→思想や主張を打ち出すタイプではない
→みずから体験して初めて価値が生まれるもの
・春樹は日本の純文学小説の2つの潮流(私小説=パンクロック派と本格小説=教養主義)には分類できない、スリップ・ストームというサブカル派である
・春樹の小説は「クールダウン」型芸術コンテンツで仏教との食い合わせが良い
・今後、春樹の小説は仏教という国境を越えて広がる伝統的宗教に支えられる事により、作品の耐用年数が長くなるだろう

読了日:2015/3/14
レート:★★☆☆☆