So What?

思考の筋トレ...のための読書メモ。

Critique

#8:牛島信明(2002)『ドン・キホーテの旅』中央公論新社(中公新書)

永沢という男はくわしく知るようになればなるほど奇妙な男だった。僕は人生の過程で数多くの奇妙な人間と出会い、知り合い、すれちがってきたが、彼くらい奇妙な人間にはまだお目にかかったことはない。彼は僕なんかはるかに及ばないくらいの読書家だったが…

#5:橋本治(2002)『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』新潮社

そう言えば、「三島由紀夫って何で死んだんだ?」という疑問が自分の中で少しづつ膨れ上がり、ついにはとてつもなく興味を持つに至った。 ・何故、彼が市ヶ谷の駐屯地で死ななければいけなかったのか? ・彼の死を受けて、日本の知識人達はどの様な問いを立…

#3:助川幸逸郎(2013)『謎の村上春樹』プレジデント社

春樹文学の解説本。 読み物としては軽い文体で非常に読み易かった。要旨としては以下の通り。 ・春樹の小説は「体験型アミューズメント」だ →思想や主張を打ち出すタイプではない →みずから体験して初めて価値が生まれるもの ・春樹は日本の純文学小説の2つ…